2023年度 ミドルコーススーパーバイザー養成講座STEP3

■日 時:2023年11月18日(土) 10:30~16:30
■会 場:全体研修会・オンライン
■参加者:認定ケアマネジャーの会会員 会場7名 オンライン21名

2023年度ミドルコース スーパーバイザー養成講座STEP3受講感想
         一般社団法人島原市医師会居宅介護支援センター 下田加那子

 STEP1、2を経て、STEP3「個別のスーパービジョン(SⅤ)の振り返りと言語化に必要な知識・技術の習得」に参加。
研修の前半は、白木裕子副理事長による講義で、言語化できない知識である「暗黙知」を表出し実践に生かす為のプロセス、「逐語」の基本や手法などを学んだ。
後半の実践では、事例をもとに参加者による演習が行われ、会場もオンラインもサポーティブな雰囲気で演習が進行した。 
クライエントが発した言葉、表出しなかった言葉には必ず意味があり、表現や会話の間にも意味を捉えることが大切だと私は日頃より考えている。これは、SⅤの場においても同様であり、その為に逐語録が有効であると今回の研修で再認した。なぜなら、SⅤは、教育、管理、支持の機能を有するが、その機能が十分発揮されたか、叙述や要約では言葉の背景にある心理や認知、変化について捉えることは難しい。と同時に逐語録を作成することでメタ認知を通して省察が可能になり、支援の質も高まる。
自己研鑽に励む多くの仲間が全国にいることを改めて実感した。明日からの実践意欲を高める研修となった。

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2023年度 学会発表支援塾 実践編2

■日 時:2023年11月11日(土) 10:30~16:30
■会 場:東京左官工業協同組合 オンライン
■参加者:会員 25名(内認定ケアマネジャーの会会員20名)

学会発表支援塾 実践編2を受講して
                  
                    栃木県認定ケアマネジャー 八幡 知子
 受講中に見たその涙はとても美しく、真っ直ぐで、強い思いを秘めた涙でした。
日々奮闘している全国のケアマネ仲間に伝えたい事が沢山あるのに、上手く伝えられない、伝わらない。こんな言い回しで良いのだろうか。どんな風に文章を書けば分かりやすく伝わるのか。最後には自分が何を伝えたいのか分からなくなり諦めたくなる気持ちが出てくる。学会発表支援塾の受講生は皆、同じ思いをしながら何度も自分が作成した抄録の見直しをしているのだと気付きました。白木先生によるご講義では学会発表する事の意義や抄録を作成する際のポイントを分かりやすく教えていただきました。また、グループワークを通してファシリテーターのサポートがあったり、他受講生からの客観的な意見を聞く事が出来て、一度諦めてしまった学会発表をもう一度目指してみようと思いました。
来年の学会発表で受講生達と嬉し涙が流せるように努力していきたいと思います。

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2023年度 主任ケアマネジャーブラッシュアップ研修1

■日 時:2023年10月14日(土) 10:30~16:30
■会 場:東京左官工業協同組合 オンライン
■参加者:会場 会員10名(内認定ケアマネジャーの会会員9名)・非会員 1名
    オンライン 会員97名(内認定ケアマネジャーの会会員85)・非会員7名

主任ケアマネジャー ブラッシュアップ研修に参加して
埼玉県認定ケアマネジャー 堀さや子

 オンラインではなく、久しぶりに会場参加で申し込みをさせていただきました。参加者の皆さんとは初対面でしたが、アットホームな雰囲気の中、いい意味での緊張感と、対面だからこその楽しさを実感しながら学ばせていただきました。
 今回の研修では、3事例の検討を行いました。それぞれの事例ごとに、会場参加者の中から事例提供者・司会者・板書の役割を決め、事例概要の説明の後にグループワークを行い、質問内容を検討します。グループごとに考えた質問を事例提供者に確認し、事例の理解を深めていきます。
 3事例ともに共通していたことがありました。それは、ご本人の声なき声を誰が聴くのか、ケアマネジャーは何をする人なのか、ということです。「本人中心と言いながら、肝心の本人を蔑ろにしていないか、意思決定支援と言いながら、自分達で決めていないか。」この問いかけが、心に刺さりました。「ご本人の声なき声を聴くために、私たちは五感を磨き、想像力を磨き、言葉の裏にあるものを考える力をつける。アセスメントの根本は、面接力。この力をつけなければいけない。」との白木先生の言葉に、ケアマネジャーの仕事の奥深さと遣り甲斐、責任を感じ、また新たに頑張ろうという想いになれた1日でした。
来年のブラッシュアップ研修には、今より少し成長した自分で、またぜひ参加させていただきたいと思います。

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2023年度 学会発表支援塾実践編1

■日 時:2023年9月10日(日) 10;30~16:30
■オンライン
■参加者:会員26名(内認定ケアマネジャーの会会員 22名) 非会員:1名

学会発表支援塾 実践編1を受講して

             ケアプランセンターオネスト  川村 健也(北海道札幌市)

まず、私が今回の研修を受講したきっかけとして、以前とある会で抄録作成から事例発表をする機会がありました。そこで、抄録作成が初めてで作成の手順や本質がわからないながら、作成した中で「発表前に抄録について勉強しておけば良かった」と強く思い、そこから、抄録について学ぶ機会があったら参加したいと思っていましたがなかなかそういった研修も少なく、今回学会発表支援塾の案内をみて受講を申し込みしました。

研修は午前に白木先生の講義で、午後はグループワークがメインでした。グループに分かれて事前に事例研究検討シートに記載した自分の事例を紹介、その事例を聞き事例提供者に感想や質問をするという流れでした。また、各グループにファシリテーターの方が司会として入っていただき、それぞれが紹介した事例についての感想や助言をしていただきました。私のグループでは事例の紹介をすると事例検討の方向になってしまう事が多く、事例検討と事例研究の違いを理解する事が抄録作成には重要である事を学びました。

抄録は文字数も限られている中で要点をまとめる必要がある為、事例全体の発表ではなく、この事例を通してどの部分を伝えたいのか、何を伝えたいのかという事例を「焦点化」する事が、抄録作成にあたって必要な事というのもこの研修で学ぶ事が出来たと思います。
なかなか難しい事にチャレンジしているなーと思いつつ、何事も挑戦と前向きに捉えて自分自身の成長に繋げられたらと思ってます。白木先生はじめ、ファシリテーターの皆様、司会の大島先生、研修会に関わった皆様、お忙しい中、研修会を開催していただきありがとうございました。

引き続き、「実践編2」「実践編3」も受講する予定です。全ての講義を受講した後に、研究発表に対してのハードルが下がっていれば良いなと思っています。

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2023年度 ミドルコーススーパーバイザー養成講座STEP2

■日 時:2023年9月30日(土) 10:30~16:30
■会 場:東京左官工業協同組合 オンライン
■参加者:認定ケアマネジャーの会会員 会場6名  オンライン22名

2023年度 ミドルコーススーパーバイザー養成講座STEP2 会場参加の感想
             瑞穂町西部高齢者支援センター 竹沢美恵子

今回私は、ミドルコーススーパーバイザー養成講座STEP2を会場で参加いたしました。
5名の会場参加者の一人として、ドキドキしながらの参加でしたが、参加者の様子や、質問に対する反応、さらに進行と共に変化するバイジーの表情等がリアルに伝わってくる会場参加ならではの体験をし、強い感銘を受けました。
そしてバイジーが見えているのに仮説が立てられないでいる部分に、白木先生がスポットを当てることで、バイジーが自ら悟ることができた過程を間近で拝見せていただきました。
 2回目の事例では、私が事例提供者(バイジー)となりました。同居の息子夫妻との家族問題に苦しみ、病院受診では解決できない心からくる体の痛みを抱える利用者の事例でしたが、白木先生の質問により、改めてその方の生まれ育った過去を確認(両親にまで遡り)することの大切さを実感させていただきました。そして、その方の生きてきた時代や、その地域の特徴にまで目を向け、始めて、この事例の問題の根深さに気づくことができました。
まさに目からうろこの体験でした。
 素晴らしく有意義な研修受講でした。休憩時間中には、参加者の方たちと情報交換もできました。皆様にもぜひ、ミドルコースは会場での参加をお勧めいたします。

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2023年度 学会発表支援塾入門編

■日 時:2023年7月29日(土) 10;30~16:30
■参加者:会員27名(内認定ケアマネジャーの会会員24名)
非会員2名

学会発表支援塾入門編を受講して

            ベスト・ケアー居宅介護支援事業所 練馬ステーション 
                                池澤 聡子

「学会発表支援塾 入門編」を受講いたしました。毎年開催される研究大会で皆様の研究発表を聞かせて頂き、「みんな凄いなぁ。私には無理だなぁ」と思っていましたが、昨年認定ケアマネジャーの1回目の更新をし、もう一歩前に進まねばと言う気持ちになり受講することにしました。
 福富先生の分かり易いご講義で、資料のタイトル通り~学会発表のイロハ~を学ぶことが出来ました。1回目のグループワークでは2つの抄録を読み、お互いの気付きを話し合いました。2回目のグループワークではテキストを用いて考察の練習をしました。支援経過から大事だと思われる部分に線を引き、何がどのように大事かをグループでディスカッションをし、事例のタイトルをみんなで考えました。その後更に考察を深めていくご講義があり、研究する事の奥深さを感じました。
 先生が「普段の仕事では具体化することを考えるが、研究は逆で抽象化・概念化する頭にならなきゃいけない」と言う言葉がとても印象的でした。まだまだ頭を切り替えるところまでは難しいですが、これからも皆さんと一緒に学びを続けていきたいと思います。

2023年度 学会発表支援塾入門編(オンライン研修)に参加して

             東京都江東区 ケアプランみちしるべ 由良久美子

毎年の研究発表会に何度かプチ旅行気分で参加し、皆様の発表を聞かせていただき「内容の濃さ・発表の上手さ・パワーポイントの工夫・抄録のまとめ方」等、遠い世界のことのようにただ聞いているだけの参加をしていました。ケアマネジャーになってもうだいぶ長くなり担当した事例はかなりの数になりましたが、法定研修での事例提出やケアプラン点検、事例検討会はまじめに行っていたものの、実践事例を研究するということはほぼゼロという毎日を過ごしていました。
今回「学会発表支援塾入門編」に参加した理由は、引退するまでに一度は一つ研究して皆様の前で格好よく発表しておこうということが20%、残りの80%は人生のまじめな先輩からの「そろそろ・・・」の無言の合図??でした。
福富先生の「学会発表のイロハを学ぶ」はとても分かりやく、ひとつひとつ基本の基から理解することができました。グループワークでは抄録から気づいたことを話し合ったり、事例からタイトルを考えたりと、頭が痛くなるような話し合いが何だか心地良かったです。
「研究とは実践を抽象化していく作業」の講義で、具体化(おりる)・抽象化、概念化(のぼる)が大変わかりやすかったです。「私はおりる方が得意だし楽だな~」なんてニタニタして聞いていたら、研究はのぼる方で「研究はドキドキで、できるかな~」と言う不安が湧き出てきました。
次回の「実践編1」も受講します。事例がわかりやすくまとめられるかまたドキドキですが、ケアマネジャー業務に追われた頭を少し整理して受講したいと思います。そして「実践編3」が終わったころには、研究発表会がプチ旅行気分から何に変わるか楽しみにしたいと思います。

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2023年度 ミドルコーススーパーバイザー養成講座STEP1 オンライン

■日 時:2023年7月8日(土) 10:30~16:00
■参加者:認定ケアマネジャーの会会員23名

ミドルコーススーパーバイザー養成講座STEP1を受講して

                 岐阜県 認定ケアマネジャー 坂口まゆみ

 
私は、令和3年度に2回目の主任介護支援専門員更新研修を受講しました。その中で、私が今、主任介護支援専門員として地域の中で何をすればいいのかを探り、具体的な活動計画を立てることができました。その一つに、地域の主任介護支援専門員に働きかけて一緒にスーパービジョンを学び実践する機会を増やすことを目標とし、現在活動をしています。地域にスーパービジョンを根付かせるために、スーパービジョンを繰り返し学び、それを伝え、スーパーバイザーの実践力を伸ばしたいと思いこの研修に参加しました。
研修の前半は、白澤先生のご講義で、「ケアマネジメントの本質」を4つの視点から先生の研究とともにお話しを受けました。ケアマネジメントでの自立支援の意味は何か、また、問題解決のためだけのサービス提供やただサービスをコーディネートする機能だけのケアマネジメントになっていないかと問われました。自分のケースを思い浮かべ、先生の問いを自分の中で問いました。利用者一人一人の強みをとらえているのか、本当の思いを語ってもらえているのだろうかと自分のケアマネジメントを振り返り考えることができました。
また、利用者の自立支援を支えるにあたり、利用者の身近にいる家族の自立を支える支援も必要であると考えることができました。
そのうえで、主任介護支援専門員として、職場や地域の介護支援専門員を指導するにあたり、この視点をもって指導していく役割があることも再認識しました。
後半は、野村先生から「個別スーパービジョンの理論と実際」について、スーパービジョン場面の動画とともにお話を受けました。講義を聴講するだけでなく、スーパービジョンの動画を見て、段階ごとに3回の演習がありグループワークもあり全員参加型の研修でした。日頃、スーパービジョン場面を客観的に見る機会はなくとても新鮮でした。野村先生の「バイジーのすべてを受け止めますよ」という雰囲気が伝わり、スーパービジョン環境や言葉の投げかけ方がいかに重要なのかを学びました。
野村先生の講義の終わりに、「初回面接時のクライアントの思い」という詩を聴きました。この詩を聴くたびに、心打たれ初心に帰る気持ちになります。
実践者にとって学びの機会は常に必要だと思っています。ステップアップしながら学び続けられる機会をいただけることに感謝いたします。
また、受講後の感想を提示することで、自分の受講目的の再確認、また、実践や学びの振り返りをすることができました。この機会をいただいたことにも感謝いたします。
ありがとうございました。

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2023年度 スタンダードコーススーパーバイザー養成講座

スーパーバイザー養成講座 スタンダード STEP1~3を受講して

                北海道認定ケアマネジャー 阿南 博子

今回の講座では、Zoomでの参加を初めてさせて頂きました。事例は提出では今、私が現在進行形で悩んでいる事例を提出させて頂きました。目の前の問題に着目してどう解決をしたらよいか本当に分からず、各関係機関にも相談をしてアドバイスをは頂いていましたが、私の中で腑に落ちる事がなかったケースでした。
今回はありがたいことに、事例提供者として、皆様の前で発表させていただく機会を得る事が出来ました。今までは、会場で参加することが多かったのですが、Zoom参加では会場参加よりも、ライブ感が無いかなと思っていました。ですが会場にいるのと変わらない感じで事例提供をさせて頂く事ができました。
質問をしていただく中で、生活歴を全くアセスメントできていなかった事や、ケース問題点として浮上している事に私が固執しているあまりに、利用者様の目線で考える事が出来ていなかったという事に気が付くことが出来ました。まさに、白木先生が言われている事例を見る時の「想像力、特性、仮設」この3つの観点から事例を見る事が出来てなかったのだと確信しました。
今回の受講を通して、自分の関わり方の癖として、ケースの問題点に着目するあまり、利用者様の目線での見方をすることが出来ないところがあると、認識することが出来たのは大きな発見でした。結果的には、事例のタイトルも納得して変更する事が出来き、わだかまっていた、もやもやもスッキリとさせて頂く事が出来ました。本当に貴重なバイジー体験をさせて頂くことが出来ました。
 今まで何度もスタンダードを受講させて頂きながら、やっとほんの少し、スーパービジョンの神髄を掴めたように感じました。事例を深める為にはバイジーの後ろにある利用者様の生活を想像できる想像力、その事例の特異性、そこから導き出せる仮説をどれだけ質問しながらバイジーにも気が付いてもらい、整理をすることが出来るか。そこがバイザーになった時に必要な能力だと感じる事が出来ました
何度も、何度もスタンダードを受ける事で少しずつ理解できるものがスーパービジョンの奥深さだと感じています。
 これからも、研修に参加させて頂きたいと思います。白木先先生をはじめ、忙しい中、研修会を開催してくださった、皆様に心から感謝いたします。ありがとうございました。

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2023年度 スタンダードコーススーパーバイザー養成講座STEP1

■日 時:2023年5月14日 10:30~16:30
■会 場:東京在宅サービス・オンライン
■参加者:会場参加 会員11名(内認定ケアマネジャーの会会員9名)・非会員 1名
 オンライン 会員58名(内認定ケアマネジャーの会会員41名)名・非会員 9名

2023年度スタンダードコーススーパーバイザー養成講座STEP1研修感想文

    東京海上日動ベターライフサービス株式会社 ソリューション事業部 泉洋枝

今回、わたくしは会場参加を希望し、研修を楽しみに当日会場へ向かいました。
天候が曇り空ということもあり、余裕を持って到着したつもりでしたが、既に20名ほどの方が着席されており、白木先生にも久しぶりにお会いできました。
また、今回、ハイブリット型での研修開催でスクリーンも用意されており、改めてコロナによる社会の変化を実感しました。

そして、定刻になり酒井会長のご挨拶から始まり、白木先生のご講義が開始。
会場参加者だけではなく、オンラインの参加者にもきめ細やかな声かけがあり、白木先生ならではのお心遣いに受講への意欲がさらに沸いてきました。
本題に入ると、これまでのスーパーバイズ(以下、SV)研修とは異なる内容であることに気づき、SV実践の第一人者である白木先生の発する言葉の一つ一つに、言語化、概念化の素晴らしさを感じ得ました。

また、今回「スタンダードSTEP1」研修ということもあり、SV実践の「心得え」ともいえる内容から始まりました。
日々の面接においては、利用者や各関係者とのコミュニケーションスキルが求められます。同時に、利用者を多面的に、客観的に理解する力が必要だと思いました。
そして、白木先生はSVの目的を鑑み、組織全体の力を前進させるためにも、個々のケアマネジャーの力を高めることが必要であると説明されており、改めてSVの重要性を気づかされ目が覚めた瞬間でした。
さらに、SVを実践する際に必要な8つのポイント、グループSVの効能を理解し午前の研修は終了しました。
午後からは、SV実践において「傾聴や共感」を大前提に「場のデザイン」を行った上で、バイジーの「チューニングイン」をしっかり行うことの大切さを学びました。そして、バイザーは焦って問題を解決しようとせず、バイジーが今の感情を吐露できるように、サポーティブに問いかけられるように実践していきたいと思いました。

本研修終了後、外は雨空に変わっておりましたが、晴れ晴れとした気持ちで研修を終え、スキルアップへの気持ちがさらに高まり、STEP2、STEP3にて知識を習得し、実践に繋げていきたいと思いました。

最後に、講師の白木先生ならびに日本ケアマネジメント学会認定ケアマネジャーの会の研修ご担当の皆様には、本研修をはじめ私達の専門性向上の為の機会を数多く設けて頂いておりますことを、この場をお借りして、深く御礼申し上げます。

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2022年度 ミドルコーススーパーバイザー養成講座 逐語のスポット研修 オンライン研修

■日 時:2023年3月11日(土)
■参加者:認定ケアマネジャーの会会員 32名

2022年度ミドルコーススーパーバイザー養成講座
「逐語録の重要性を学ぶ」~省察的思考力の構築のために~  研修に参加して

                     新潟県 認定ケアマネジャー 阿部 充子

 「逐語録の重要性を学ぶ、指導事例の実践を振り返る」をテーマに2023年3月11日 オンラインで研修が開催されました。午前は白木裕子副理事長による「SVの振り返りに必要な逐語録 実際を学ぶ」の講義が行われ、その後SV場面(ロールプレイ)を観察、逐語記録シートに起こし、各自で場面を切り取り、気づいた点やSVの何の機能に当たる場面なのかをグループに分かれ話し合いました。午後からは、事例をもとに各々がバイザー役、バイジー役、バイザー観察者、バイジー観察者となり役割交代し2回演習を行いました。
 「なぜその場面を切り取ったのか」「その言葉は、本当のバイジーの思いだったのか」「なぜ聞かなかったのか。聞けなかった理由は何なのか」「バイジーが置き去りにされてはいないだろうか」「自分の価値感の押しつけや誘導にはなっていないか」など思考し言語化し続けました。役割交代することで、客観的多角的な視点が生まれ新たな気づきに繋がりました。
 今、ケアマネジャーに求められることは、自身の業務を振り返り、考え、学び、その結果を成長につなげることであると言われます。
 私はSV研修も逐語録研修も何回か参加させてもらってきましたが、いつも思うことは、援助として何かを与えるのではなく、むしろクライエント(この度はバイジー)の心配・気懸りを引き受ける・担うという考えに辿り着きます。まさにわれわれがしなければならないことは、クライエントがどのような心配・気懸りを胸に秘めているのかを察知し、またそれにどのように耳を傾けていくのかということだと思うのです。
 そのためには自分自身のものの見方、枠組み、価値観を振り返ってみる(痛みを伴う作業ではありますが、批判的に)ことが重要です。このような自己点検作業を通してこそ、日々の仕事に新しい、さらに深い洞察を得ることができるのだと考えます。
 今後も皆さんとともに成長し続けていける自分でありたいと思います。
 

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